思い出ログ

文章下手です

ちっちゃな英雄 まとめ

ああでもないこうでもないと支離滅裂な文章を書いてきたが、もちろん良い点もたくさんある。しかし、根気と熱量と時間がなければ通うことはできないし、今はプレゼントが禁止されているので中高生のファンとの差別化を図ることも難しくなってくるだろう。(事務所に所属していれば送ることも可能だが。)

 

 一般的な舞台に通い慣れたおたくが訪れるとまず混乱するだろう。しかし、テーマパーク内の他のショーとも一線を画す。ジャンル:ちっちゃな英雄なのだ。特殊な場所での特殊な公演形態。つくファンまでもが特殊。では良いところとは?それはキャストたちの姿をリアルタイムで追いかけ、見守ることができる点だろう。

初日~1ヶ月目。ガラガラの客席にボロボロの演技。固定のおたくはひと握りしかいない。その中でひたむきにステージに立つ姿。

1ヶ月~2ヶ月目。おたくが徐々に増え始めることはキャスト達のモチベーションアップにも繋がる。演技の感覚をつかみ始め、アドリブも増え始める。

2ヶ月~3ヶ月目。毎回のように満席近く埋まる客席。チームとしての作品の完成形に向け、真摯に作品に向き合い大きく成長していく。

そして、千秋楽。そこに3ヶ月前の彼らの姿はない。時折涙を浮かべながら他のどのチームにもないちっちゃな英雄を完成させるキャストたち。時期によって差はあるものの、3ヶ月で100公演強を演じてきた彼らの集大成。その瞬間を見届けることこそちっちゃな英雄の醍醐味だと思う。

ちっちゃな英雄は3ヶ月かけて完成していくからこそ、チームの初期(初日~2週間くらい)の本当に客席が埋まらない頃から通い続けたおたくは千秋楽の重みもより感じることができるだろう。完成された作品を見に行くのではなく、完成に至るまでの過程を見に行くというのが適切だろうか。

 

ちっちゃな英雄はその特殊さ故に3ヶ月の間にいろんなものを得るが、いろんなものが見えなくなっていく。冷静になって考えればくだらないことでも、そのときは本気で悩み苦しくなる。もちろん、どれだけの熱量を持つかによっても差はあると思う。少なくとも当時の私はいっぱいいっぱいになってしまっていた。一番最初に戒めという言葉を使ったが、私は当時の私がしてきたことや持っていた考えが正しいとは思っていない。他に最適なやり方があったと思うし、冷静に物事を判断する能力が欠けていたと感じている。

これから別の場所でおたくを続けていく上で役に立つことは数えるほどもない。しかし忘れてしまうにはあまりにも大きな出来事すぎたし、生かしていくべきだと思い書いてきた。

勢いのままに書いてきたので文章は適切でないかもしれないし、大事なことが抜けているかもしれない。それはまた思い出したら、少しずつ書いていこうと思う。

 

 

最後に、推しであった彼へ。貴重な経験をさせてくれてありがとう。私は誰より嫌われていたと思うけれど、誰より信頼もされていたと思っています。良くも悪くも、大事な思い出ができました。またどこかでお見かけすることがあればよろしくお願いします。