思い出ログ

文章下手です

ちっちゃな英雄 キャスト編②

自分、そして推しについて書いていくうちにしんどくなったきたのでキャスト編②では推し以外に目を向けて書いていこうと思う。

 

ちっちゃな英雄は、1クールで7人×2チームの14人が出演している。主人公であるジョージ役を中心としたメインキャストには、ネルケ繋がりからかテニミュ出身の俳優がキャスティングされることもある。しかしそれはほんの一部にすぎない。14人のうち1人か2人程度だ。では残りの12人はどうだろうか。そのほとんどが初仕事ないしはそれに近いものである。チームの千秋楽と共に新キャストが発表されることが多いのだが、名前のみ発表された新キャストについて調べても何も出てこないときすらある。素性がほとんど不明のキャストがわんさかいるのだ。

キャリアのない出演者。では実力はどうだろうか?正直それについてはまちまちすぎて一概には言えない。演技がうまいキャストももちろんいる。演技は微妙だが歌なら、ダンスなら、というキャストもいる。事務所に所属したばかりであったり、養成所に通っている途中のキャスト。これから実力をつけていこうというキャストばかりである。そう、ほぼ全員のキャストが"これから"なのである。

これから、と一言で言っても人によってその意識や実力には差がある。与えられた3ヶ月の中で何を残すのか、何を身につけるのか。当たり前のことだがそれはキャストそれぞれに委ねられている。3ヶ月ほぼ毎日行われる公演は決して楽なものではないだろう。マンネリもあるだろうし、キャスト同士馴れ合うことも簡単だ。だからこそ、チーム毎にカラーが変わってくる。同じ台本、同じ演出、同じ衣装に同じステージ。それでもチームによって与えられる印象は大きく異なってくる。そのチームの良いところをいかに伸ばしていけるかに懸かっているのだ。実際、何度も何度も見ている公演でも千秋楽でもないのに涙を誘われることもあった。逆に、キャストに疲れが溜まっていたり手を抜いていたりするとそれが痛いほど伝わってくる。ステージとの距離が近い分、プラスもマイナスもダイレクトに伝わる。

また、おたくへのアピールの仕方にも個性が出てくる。腐向け営業をする者、ファンに擦り寄り対応でおたくをつける者。どれが正解かなんて判断はできないし、成功すればそれが正解なのだろう。実力でおたくをつけて欲しいところではあるが、ファンサービスで獲得していくキャストが大半だったと思う。

冒頭で触れたが、この作品は駆け出しの俳優が多く出演している。もちろんその影響も少なくない。実力がないことについてはこれから磨いていく面もあるだろうから多少は目を瞑るとして、意識の低い俳優が多い。少し調べれば過去のことやプライベートが面白いくらいに出てくる。女関係が話題になることもある。(これについては一部ご存知の方も多いだろう。)多くの2.5次元舞台に出演する俳優の中でも炎上したりと意識の低さが露呈したりすることもある。しかし、意識の低さのレベルが違う。主観だが、キャストのほとんどは俳優になりきれてすらいない。俳優半分、一般人半分。彼らがどんな意識でステージに立っているかはわからないが、初めてキャーキャー言ってもらえる現場で舞い上がるキャストが少なくないのは事実だ。気持ちもわかるが、もう少し襟を正してもらいたいものである。